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「製作編」が長くなりすぎて書ききれませんでしたが当「轍」からも石田・坂本・西尾・西代・竹谷、各氏の協力がありまた、ジオラマベース製作に当たっては山根・蓮岡両氏のご協力を頂きました。
さて、静岡HSに参加されない方々の作品は事前に拙宅へ送ってもらいましたので自宅で900×900mmの大ジオラマベースへ集まった王蟲を並べてシュミレーションをしてみました。ナウシカと王蟲30匹弱をナウシカアニメラストのイメージ風に配置しカメラテスト、このときの様子は画像掲示板の方にUPしましたのでご覧になった方も多いと思いますがHSに出しても恥ずかしくない出し物として「何とかイケルな」と言う感触はありました。
山ほどの作品群と皆の夢を乗せいざ出発。今年は昨年の反省から人と物を分けワゴン車2台での遠征です。
道中記は省いて土曜の6:00前にツインメッセ前へ到着、あいにくの小雨模様でしたが6:30の会場時刻ごろには幸運にも雨は上がりかけていました。会場と同時に怒涛の搬入ラッシュ、今年の展示ブースは幸運?にも搬入口のすぐそばだったので短時間で搬入を終わりブースのセッティング、休む暇も無く各展示作品の配置にかかりました。お隣は今年も共同展示の形をとらせていただいた北陸の勇「ロックリバー」さん、事前の打合せ通り両サークルの間へ「王蟲プロジェクト2006」のベースを設置しいよいよ展示作業の開始です。
ロックリバーさんからは今回不参加の徳井さんから預けられた大量26匹の王蟲を頂きました。また、「未完成チーム」の栗山さんから現場で2匹の王蟲を受け取りこれで全てがそろいました。事前に配置をシュミレーションしていたので現場で悩むことはありませんでしたが総勢61匹の王蟲を箱から出して並べるのには少し時間がかかりました。事前の申し合わせ通り王蟲の腹のマスキングテープに製作者の名前が書き込んであるかどうか確かめながらナウシカを中心に半円形に1匹ずつ置いていきました。
半円形の中心には触手を出した王蟲1匹を配置、この触手を出した王蟲の数をどうするかでは散々悩みましたが「ナウシカの再生後」という設定を考えたので展示が煩雑にならないよう1匹に止めて逆にその1匹に意味を集中できるようにしました。自宅でシュミレーションをしたとはいえさすがに61匹もの王蟲が集まると900×900mmの大ジオラマベースも満杯です、最後列の王蟲は乗り上げて2段展示状態に、結果的には臨場感が増して良い雰囲気を作り出しました。製作時期が早く赤目で完成していた王蟲も何匹かありましたが最後列に並べることにより王蟲の怒りが伝播して和らいでいくような感じの配置としました。最後に触手王蟲の横にジブリグッズからチョイスしリペイントした3cmほどの子王蟲を配置し展示準備終了。やっぱりこいつがいなくちゃナウシカのお話にならないですからね(笑)。
一般への開場時間は9:00からですが8:00前には展示準備作業を終了し方付けをしていると早めに展示準備を終えた各サークルの方々が会場を見て回り始めました。事前にネットで情報を得ていた方々が早々見学に来てくれました。その時の話「これですか!!、すごい数ですねー、何匹いるんですか?。」、私「61匹いるんですよ。」、「一人で作ったんですか?。」、私「いえ、5サークル延べ17人の合作なんです。」、「うーん、やはりこれだけの数を作るとなると一人じゃ無理ですよねー。」、私「これが合同展示の良いところですね、まあネットで繋がっているってこともあるんですが・・・。」などなど。開場前にすでに「王蟲プロジェクト2006」のインパクトは絶大だったようで会場内のあちこちで「なんだかすごい王蟲の展示をやってる・・・」とのウワサになっていたようです。
そんな中、開場直前に模型ライターの金子辰也氏が展示を見に来てくださいました。有名人の突然の来訪に驚きながらも色々と話をしましたが展示の方法について「良い展示である」と言う声を聞き4流モデラーの私としては素でうれしく思いました。氏がブースを離れて少し行かれたところで現実に戻りあわてて金子氏を呼び止めて「すみません、合作なもので皆に来訪を知らせたいので写真をお願いしていいですか?」とお聞きしたところ快諾いただきましたので一枚パチリ、この様子は画像掲示板に掲載してあるとおりです。
そんなこんなで9:00となりいよいよ開場です。今年は開場前のアナウンスがなかったので今一「緊張感」に欠けた感じがしたのは私一人ではないと思います。
展示に当たって心配事が一つありました。それは「轍」ブースが搬入口からは近いけれど入場口からは一番遠いと言うことでした。138もの参加サークル展示を見て最後あたりにたどり着く場所にあるのですから見る側もへとへとになっているんじゃあないかと。しかし、始まってみるとそれも杞憂でした。宮崎アニメであることと再々TV放映される「風の谷のナウシカ」の知名度は高く早々展示の前には人だかりが出来てデジカメのシャッターとフラッシュの嵐!!。あまりの人だかりに田舎者の4流モデラーとしては驚くやらうれしいやら、ひっきりなしのお客さんの対応に追われほとんど休む暇なしの状態でした。こんな状態で怒涛の1日目は無事終了したのでありました。
2日目の開場です。9:00の会場前には静岡ツインメッセ付近は人だかりで交通混雑大渋滞です。開場と同時に通路は人の波に飲み込まれ我が展示物の前は前日に増して見物のお客さんが・・・。結局2日目は昼食を取る暇も無くお客さんの対応に当たりました。このジオラマの見方についてのいらぬ講釈おせっかいなんですが「大人の方は目線を下げて見てください、そら見え方が違うでしょ」って。この展示は共同展示、ここに来れない皆の預かり物、皆の協力のおかげだから・・・。現場では「王蟲をつついてみるおじいさん」多数、「20分くらい展示の前を離れない男の子」しまいに迷子になって探すお母さん、などなど書ききれないほどのエピソードがありました。
時の過ぎるのも忘れての対応の後16:00展示会を無事終了。王蟲の腹に書かれた名前に助けられながらの撤収作業。17:30過ぎには高速に乗り一路島根路へ8時間の旅、日付も変わって2:00過ぎに無事自宅へ到着しました。
今回の展示の成功は事前の想像を超えるものとなりました。それは、今までの展示では考えられない現象が起こったからです。それは何か?、「王蟲プロジェクト2006」を「一般のお客さんが足を止めて見てくれたこと」に他なりません。「モデラー以外のお客さんが展示作品に長々と足を止めて見てくれる」ことはあの会場においては本当にすごい事なのです。
これは宮崎アニメ・ナウシカの知名度もさることながら展示をただ単に王蟲の数だけで押し切らなかったこと、展示にメッセージ(物語性)を盛り込めたこととご協力いただいた5サークル延べ19人の皆様の熱意のおかげと感謝いたしております。
最後に展示をご覧いただいた全ての方々にお礼を申し上げます。
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