第44回 静岡ホビーショー 

第16回モデラーズクラブ合同作品

今年は余裕のレポート            
                                  坂本英


 静岡に持ち込んだ作品に対して,こんなに自信がなかったのは初めてでした。この1年間自分が本当に作りたいものをとことん作りこむということがなかったからです。これまでは自信があっても結果的に見てもらえないことはありましたが,今年は自分のウリがなかったわけです。

そんな個人的な愚痴を書いてもしょうがないので,楽しかった(自信作はなくても楽しめるのです。)モデラーの祭典についてレポートしてみます。

今年はこれまでで最多の11名が参加(内1名は岡山から別行動)したため,11人乗りのハイエースと目附車の2台でも息が詰まるほどです。「今年は持参する作品が少ないから・・」などといった山根会員の言葉が,私が彼に抱いていたイメージを変えてしまったのでした。とにかくハイエースの最後部の座席を畳んだ荷室がいっぱいで目附車にもお願いして移してもらい,立体パズルのように積み込んだのであります。

その重要な荷室スペースを奪ったのが,初参加の会員の一部に見られた何も考えていない作品の梱包方法でした。悲しく,悔しいことに,例会時に「コンパクトに梱包するように」と注意した私の言葉など全く聞いていないのであります。スペースのことも重要ですし,大切な作品が壊れないためにも合理的な梱包に気をつけましょう。

静岡についたのは例年通り午前6時過ぎ,展示に関しては事前に例会で並べていたこともあり,慣れもあり,山根さんの湾岸ブースの手伝い要員も出しながらでも順調に作業ができました。目附会員の作品が全て徳井さんの企画による「日本の美」と「1:24カーモデル」ブースに展示されたにもかかわらず,「轍」のブースには所狭しと作品が並んだのであります。一見してAFV対SFメカの展示という感じです。

今年の「轍」の展示作品全般のなかの注目度では,キャラものが10としたらスケールものは3〜4ぐらいでしょうか。これはどうしても一般のお客さんの興味の対象を考えた場合,当然の結果ではないかと思います。では,その中でも注目を集めていた作品を客観的にみてみると,堀内副会長のフィギュア・西尾会員のヤマト及びハイジのビネット・山根会員のガンダムのジオラマ,スケールものでは永見会員の装甲列車と対空陣地といったところでした。

そして夕方,親に何もいわず勝手に行動するタイチもさすがに疲れたらしく,パーティーの後はホテルで寝ると言い,同じようにホテル直行だという初参加会員にタイチをお願いして,私は飲みに行くことにしました。山根さんの人脈に期待して付いていくことに,それまでレインボーテンへ行って時間をつぶしました。私は真鍮材を買っただけ。タクシーを呼んでホテルにチェックインしたあと歩いてプリンツ・オイオイの方々が待つ店へ。しかし,場所がわからない,頼みの山根さんもわからない。それでも携帯で得た曖昧な情報を基になんとかたどりつきました。

メンバーはプリンツのAkagichanckii(いまだに読み方が不明)さん,こまっちさん,ZEKEさん,そしてムーさん,初対面のman-01さんであります。まわりは女性の客だけというのと,途中から店員がいなくなり,マスター?一人で奮闘していたのが気になりましたが,ビールをおいしくいただいた。もちろん楽しい会話をしたのであるが,何を話したか?その内容はそれほど問題ではあるまい。

そのあとは歩いてまっすぐホテルに帰った。私としてはラーメンで仕上げたい気分もあったが,山根さんについて行かないとホテルにたどり着けないような気がしておとなしく帰ったのが少し心残りであった。(酒のせいで口調が変わった。)

二日目,今年は買ったキットは、トライスターの20oFlak38にフィギュアをセットにして安売りしていたもののみでした。あと,ファインモールドではエッチングのワケアリ安売りを数枚。買っても作れないですから・・・

今年はかなり展示作品を見て回りました。すばらしい作品もたくさん見ました。前夜同席したman-01さんの戦艦「三笠」「出雲」のすばらしさに驚愕!しっかりとデジカメに収めさせていただきました。いつも思うことながら、今年さらにその想いを強くしたのは、勝負は塗装だってことです。ジオラマの場合はその他にも目を引く条件は多いのですが,単品の場合はがんばってディテールアップしてあっても、塗装がよくないと多くの作品の中に埋没してしまいます。そう、ちょうど「わださか」さんの作品のように・・・(T_T)

今年はタイチも来ていたのでヨンパチ先生こと「さいとうよしたか」さんや金子辰也さんなどが尋ねてきてくれました。AMのバンド・オブ・モデラーズへの掲載のため?にタイチの作品2点と私のSd.kfz.253を預けて帰ることになりました。また、タイチは金子さんが編集長として創刊する新しいAFV専門誌「パンツァー・グラフ」へU18ライターとして制作執筆を依頼されました。ダイジョーブかいな。

今年もいろいろな人との出会い・再会があり、楽しい二日間でした。轍からも二桁の参加数があるようになりましたが,多くなって嬉しい反面、多いゆえの問題点も出てきました。会として参加しているということを各々が自覚して、これからも毎年楽しいイベントイとして行きたいと思います。

「轍」キャラもの作品群に人だかりの図


ひっそりと「スキモノ」を待つ「轍」のAFV作品たち